中学生か高校生だったかの頃、わたしの住む町に「ロッテリア」がオープンしました。 まだ「マクドナルド」は見たこともない時期で、ロッテリアで初めてハンバーガーなるものを食しました。
ハンバーガーは確かに美味しかったのですが、わたしのお気に入りはエビバーガーでした。 「こんなに旨いもんがあるんかあ！」ぐらいの感激で、その後冷凍食品で発売された味の素の「エビ寄せフライ」も大好きです。 女房が作る弁当には鉄板で入っています。 大好物って知っているから(笑)。
「魚のすり身に卵、粉を入れてつぶしたエビをまぜて作るんだろうなあ。」ぐらいに思ってて、あるとき「すり身と粉？ はんぺんやん！ しかも山芋も入っとるし！」と気づきました。 はんぺんをビニール袋に入れてレンジでチンした玉ねぎ、酒、片栗粉、溶き卵とコショウのみ入れて手でもんでぐちょぐちょにつぶし、小さく切って包丁で軽く叩いたエビを入れて交ぜるだけ。 はんぺんに塩味があるのでコショウ少々だけでいいと思います。 適当な大きさに成型します。 あとは小麦粉、溶き卵、パン粉につけて揚げるだけです。
オレって天才やん！とうぬぼれていたんですが、ググってみたらこの作り方ってかなりポピュラーなレシピなんですね。 わたしが思いつくことぐらいは人も簡単に思いつく、ってお話でちゃんちゃん！
上がそのエビカツの弁当、下ははんぺんにシソをはさんでバターで焼いた簡単料理です。 このところずっと玄米ご飯です。
INTER-ACTION（ソニースティット／ズートシムズ）
これ何か月か前に東京の楽器店で見つけて買ったＣＤです。 大好きなソニースティット（as，ts）とズートシムズ（ts）の競演です。 ちょうど同じ時代にソニーは東海岸、ズートは西海岸を拠点に活躍していました。 西海岸はいわゆるウェストコートジャズですね。
どんなサックスバトルなんだろう？とかなり期待して聴き始めたんですが「何これ？エノケンやん。」ってガックシ肩が落ちたっていうか、あまりのユルさに拍子抜けしました(笑)。 一曲目が「MY BLUE HEAVEN」って曲なんですけど、私達世代から言えば「昭和の喜劇王 エノケン」の「♬狭いながらも楽しい我が家♬」。 若い世代の方から言えば「日立の青空」のＣＭかな？ こっちも古いか(笑)。
とにかくユル～い雰囲気の演奏なんです。 ＣＤ一枚聴いてみてもずっとユルユル。 たぶんツアーかフェスの合間のレコーディングで、出し切った後の和やかな雰囲気での演奏だったんでしょうね。 お酒でも飲みながら。
不満なの？って思われるでしょうが、確かに一回目聞いたときは大不満！ 真面目にやれ！って感じだったんですが、聴けば聴くほどやっぱりいいんですね、この二人。 さりげない超絶テクニックもそうなんですけど、この二人とにかく圧倒的に音がいいです。 魅力的です。
喜劇王エノケンさんのも貼っておきますね。 こちらもなかなかいい演奏ですし、いい歌詞です。 やっぱりこの曲、ユルユルで演るのがいいんでしょうね(笑)。