昨晩家族5人で食事に行って参りました。 なんとお勘定は子供たち持ちです(驚)!
実は私と妻とは同じ年の同じ6月生まれ。 先月に2人とも40歳になった記念の誕生日だったんです! あれっ、50歳だっけ? ひょっとしたら60歳?いわゆる還暦ね。 そうだったかもしれません(笑)。
先日のレストランは妻の同僚からのお祝い。私も先月に、子供を通じての父仲間10人から立派な料亭でお祝いしていただきました。 仲間というものはありがたいものですね(笑)。
で、我が子たちもお祝いしてくれるということになったのですが、「絶対イヤ!俺は行かんぞ!」と最後までごねていました。 でも「ご馳走になるのも思いやりよ。」と説得され連れられて参りました。 お店は市内からは少々離れたところにある、知る人ぞ知る天ぷらの名店です。 息子の手配です。
カウンターが8席。小上がりが1席。 大将が一人。仲居さんが一人。 ゆったりとした店作りはおそらく大将がもてなすことが出来るMAXの客数を設定しているのでしょう。 「手をかけるんだろうねえ」と容易に想像できましたが、すぐにそれを思い知ることになります。
天ぷら屋さんなんですけど、天ぷらに達するまでのプロローグが凄い!こんなのは初めてでした。 前菜、箸休め、茶わん蒸しなどは仲居さんがよそってらっしゃるんでしょうが、刺身、寿司などは一品一品その場で大将が料理していきます。 イカを究極まで薄く切ったり、料理に細工を凝らしたり、近くで見るだけでも楽しかったです。
今日の撮影者は息子です。 ですから途中現れるグローブのような物体は息子の手です。 お寿司が手渡しだったので写りこんでいます。 では前菜から貼ります。
これは絶品! 糸のように細く切ったイカをしゃり状にまとめた上にノドグロの炙りです。
赤ウニをホタテで挟んで大葉を巻いてます。.
箸休めです。
締めは天丼、天茶、梅茶、海苔茶から選べます。
フルーツのデザートです。
お酒も充実していました。上から秋田、岩手、京都のお酒です。
どれもとても美味しかったのですがそれだけではなかったです。 大将の包丁さばき、天ぷらを揚げる音までが演出されているかのようでした。 味覚だけではなく、視覚、聴覚、嗅覚さらに触覚。五感の全てを使って楽しむ完成されたショーですね。
このところ盆と正月が一緒にきたような贅沢ばかりです。 盆と正月というより「猫の正月」のような感じです。「猫の正月」ってご存知ですか? 猫は十二支に入っていない。ですから「猫の正月」っていうのは無い。あり得ない、っていう意味です(笑)。
ようやく私たちもこんな風に親孝行してもらえる年になったんだなあ、って思うとちょっと感慨深いです(笑)。