わたくしの住んでいる所では、昔から「天ぷら」といえば魚のすり身を揚げたものをそう呼んでいました。 さすがに今は、溶いたてんぷら粉にくぐらせて揚げたものをまず「天ぷら」と思い浮かべる人の方が多いでしょうが、私たちの世代はすり身を揚げたものが「天ぷら」ですね。
福岡では、町の商店街には必ず1軒か2軒、「天ぷら屋さん」なるものがあります。 扱っている商品は魚のすり身を揚げた「丸天」「角天」「ちぎり天」、具を混ぜ込んだ「ごぼう天」「芋天」「きくらげ天」等々。 他に「ちくわ」と「かまぼこ」など、商品の全てが魚の加工品です。 お総菜屋さんとは別個に独立してあります。
で、半年ほど前に娘のお婿さんの里で、お義母さんご自慢の大分県佐伯の天ぷらをご馳走になりました。 今までさんざん天ぷらを食してきた私も、思わず「こんなに旨い天ぷら初めて食べました。」と言いました。 いや、マジで。お世辞抜きで旨かったです。
あんまり私が感動してしまったので、その後何度か戴きましたが、戴いてばかりじゃ何ですので、ネットで検索したらあったのでポチしてしまいました。
豊後水道、蒲江港にて水揚げされた新鮮な魚のすり身だけを使用した天ぷらです。 50枚、生の状態で配送されてきましたが、10枚をよけて後は冷凍しました。
いやあ大分の食、恐るべしですね。 これ揚げるだけで立派なご馳走の一品になります。
当然お弁当にも入れました。 豚の生姜焼きとツートップです。
前回の記事に書いた旬のブロッコリーも続けてますよ、ということで・・。 こちらはベーコンとバターで炒めて塩コショウだけです。
こちらはスパゲッティと一緒に茹でてからのナポリタンです。
In Person(ボビーティモンズトリオ)
前回に引き続き、ファンキージャズの名ピアニスト、ボビーティモンズです。
日本語で「ファンキー」って言ったら「ケバい、ぶっ飛んだ、ヤンキーな」っていうような意味合いになってしまうんですけど、ジャズではハードバップジャズの1つの部門みたいなものを「ファンキージャズ」っていいます。
もともと「土の匂いがする」とか「ほこりっぽい」とかの意味から派生して、黒人独特のブルースやゴスペルの風合いが濃い、ノリがいいバップのジャズで、アーティストはボビーティモンズの他には、ホレスシルバー(pf)、アートブレイキー(ds)、キャノンボールアダレイ(as)などのそうそうたる顔ぶれになります。
このアルバムジャケット、カッコいいでしょう! 3人とも凄いおしゃれが決まっています。
前回に引き続きボビーティモンズのトリオなんですが、メンバーが全然違うんです。 前回のアルバムはサムジョーンズ(b)ジミーコブ(ds)、今回はロンカーター(b)アルバートヒース(ds)。 そういうことでの、あえての2回連続。 で、どっちがいいかってことなんですけど、「どっちも」としか言いようがないです(笑)。
作曲家としても非凡なボビーティモンズ。 彼の曲で何が一番好きか?と聞かれれば、このアルバムにも入っているこの曲「So Tired」です。