昨晩の晩酌のあてに煮て食べようと買って帰った鯛の真子。完全に忘れてしまい、今日の弁当の端っこにのりました。
IT'S MONK'S TIME(セロニアスモンク)
これモンクが雑誌タイムズ紙の表紙になったのを記念して作られたアルバムです。
いつものチャーリーラウズのワンホーンのカルテット。モンクのソロの部分も長く、楽しめるアルバムです。
今日は「星になった男」チャーリーラウズについて、ちょっと語ります。まず下のユーチューブを見てください。途中から現れます。
絵にかいたような「仏頂面」。いつも直立不動でモンクの横でテナーを吹きます。モンクと10年以上組んでいました。これといって際立った個性があるわけでもなくアドリブもどちらかというと凡庸に聴こえます。
チャーリーラウズとモンクは金太郎飴のようだ、と評する人がいます。どこを切っても同じ、いつも同じ、っていうことなんでしょうね。
ん~、残念だなあ。分かっているようで分かってない。もうちょっと頑張って。もうちょっと聴き込んで勉強しましょう、って感じです。
モンクのジャズはモンクが作り出す空間だと思います。モンクというたぐいまれな才能がその空間をいじったり壊したり、ゆがめたり、モンク色に染めていきます。
その空間の登場人物みんながとっ散らかっていては収集がつかない。日常の普通の空間をモンク色に染めていく。それがモンクのスタイルだと思います。一番わかっているチャーリーラウズはいわば黒子に徹しているんです。
で、なぜ彼が星になったのかということなんですけど、彼のファンである天文学者ジョー・モンターニ氏が、発見した小惑星10426番に「チャーリーラウズ」という名前を付けたんです。
ご安心ください、モンターニ氏は以前にも発見した小惑星11091番に「セロニアス」という名前を付けています。