皆様、良いお正月をお過ごしされたでしょうか?
正月早々私事を言うのも何なんですが、私、去年身内に不幸があり、今年のお正月は喪中なんです。 でも、女房の里の餅つきには呼ばれて手伝いに行きましたし、おせちも友人のところからもう10年以上毎年購入しているものをキャンセルするのも何ですから、単に年の初めに食べるご馳走ということにして今年も購入いたしました。
まず餅つきの風景です。 義弟を中心に行いますが、もう子供たちが中心です。 男衆はうすの廻りに、女衆はもちを丸める台の廻りにいますが、私の持ち場は一人ここです。 この椅子代わりのコンテナこそ私の持ち場です。
で、前はこう。
そう、火の番です。 ん?あぶら虫? 邪魔だから? 戦力にならないから?
っんなことはありません。 下の写真見てください。 チョー忙しいんです! みんな忙しいから真っ先に牡蠣の味見をしてあげたり、一番に喉を潤して場を和やかにしたり・・。 そうだ!おろし餅も味見をしてあげました。 おかわりもして(笑)。
昨年娘が無事に嫁ぎました。 博多の方の風習で「嫁御ブリ」というものがあります。 嫁いだ年の暮れに、嫁ぎ先のおうちからお嫁さんの里にブリを送る風習です。 「おたくの娘さん、よか嫁御です。 よか嫁ぶりでございますよ。」という、まあ洒落みたいなものですね(笑)。
ということで嬉しいことに大分から送っていただいた嫁御ブリは「かぼすブリ」というブランド物のブリでした。 餌にかぼすをたくさん入れて育てている養殖ブリで、臭みがなく油がさわやかです。 このごろ博多でも、このブリを使っている料理屋さんをちらほら見ます。 まだ、ちらほらです。 食べたことはありません(笑)。
丸々と美味しそうに太ったブリ! 我が家のシンクはそんなに小さくはないのですが、尾びれを曲げてやっと入るぐらいです。
これを美味しくいただくためには、汗をかかなければならない! ひと仕事です。 ブリを捌くのは初めてでしたので、スマホを見ながら挑戦しました(笑)。
わたしの仕事はここまで。 後は女房に任せました。 なぜか? だって頭を割るのが大変なんです。 力もそうなんですけど、出刃包丁を使っていますから、度胸っていうか一種の「覚悟」っていうか、まあヘタレの私じゃ無理でした(笑)。 やはり女は強し! 男にゃ子供産むなんて怖いこと、できませんもんね(笑)
で、努力の後のご褒美。 夕食にはずいぶん早かったけど、白ワイン抜きました(笑)。 いやいや、さすが大分のカボスブリ、美味なり。 この量ペロリでお代わりもしました。
お正月はブリ以外は何も作りませんでした。 喪中でしたから、雑煮も無し、がめ煮(筑前煮)や黒豆なども無しです。 あっ数の子は漬けましたけど、正月前からすでに頂いています(笑)。
ですから、ブリとおせちだけです。 「海鮮食堂い志い」の石井さんの渾身のおせち。 すべて天然、すべて手作りです。
毎年、この石井さんのおせちを年老いた母がめちゃめちゃ楽しみにしてまして、ほんとに楽しみにしておりまして(笑)。 「喪中だから今年はないよ」と言うのもかわいそうだし、あと何回食べさせてあげれるかも分からないし、ただの食事ということで、まっいいか!と頼みました。
Plays The Music of Duke Ellington(Thelonious Monk)
前回の記事に書きましたが、ライブで松本茜さんが演ってくれて、とても嬉しかった曲、デュークエリントンの「I Got It Bad」。 その曲だけでなくすべてがデュークの曲のアルバムです。
このアルバム、実は去年購入したアルバムです。 存在は知っていましたけど、何か古めかしい地味なアルバムジャケットで購入は後回しになっていました。 とあるレコード屋さんで手にしてみると、ベースがオスカーペティフォード、ドラムがケニークラーク。 わーっ!めっちゃくちゃ渋いやん!知らんかった~!
37分の短いアルバムでホントに何回も何回も聴きました。 まずデュークの曲がいいのは当然として、モンクはやっぱり天才だと再認識しました。 デュークの曲の美しさを崩さず、自分の解釈、流儀で自分のジャズを演る。 まさに天才、そして優しいです。
支えるオスカーペティフォードのベース、武骨で彼も優しく、センスがいい。 2人の個性を名手ケニークラークが拾いまくります。 歌っているようなドラミングです。
このアルバム有名なのかなあ? 私の中ではこの何年かで手に入れたアルバムの中でたぶん一番好きなアルバムです。 そのアルバムの中でも私が一番好きな曲「I Got It Bad」。 モンクのソロから入ります。 このソロ、すごいです。 ソロからあとの二人を呼ぶ時のフレーズがまたカッコいい! このフレーズ、曲のエンディングでも流れます。
ユーチューブ貼りますね。 モンクは個性的ですし、あくまで私の好みですから「はあっ?」っていう方もいらっしゃると思います(笑)。