今日のお弁当

カレーライス/ダニーケイ・ルイアームストロング

 

夏にカレーは合いますし、元気も出ると思います。 でも弁当で持たせるのは難しいなあ、と思ってらっしゃいません?

ところが冷凍したカレーが大きな保冷剤の役割をして、かえって安心なんですよ。 食べるところに電子レンジがあるってことが前提ですけど(笑)。

the five pennys(五つの銅貨)/ダニーケイ・ルイアームストロング

私がジャズを聴くようになったきっかのお話です。 小学生の高学年の頃です。当時から家にステレオがありましたが、あまり家の者は聴いていません。 レコードは主にポップスと歌謡曲、それとビートルズがそれぞれ数枚ずつあったぐらいです。 ステレオはほぼ私の独占でしたのでレコード針も自分のお小遣いで買っていました。

その中になぜかジャズのLPが1枚。 まだ誰も聴いたことがない新品の状態でありました。 日本のジャズマンのオムニバス盤のようなアルバムで「YAMAHA」と大きく書かれていました。 実家のお店が商店街にあって、その前がレコード屋さんだったので多分頂いたものだろうと思います。 ジャズというものを初めて聴くきっかけとなりました。 中身はいわゆるスウィングジャズばかりで、その一枚を毎日毎日、一日何回も聴いていました。 スウィングなのでアドリブは比較的簡単で、それをほぼ暗唱するぐらい聴いてました(笑)。

で、ジャズっていいなあって思っていました。また、当時土曜日だったか日曜日だったか真昼の12時からテレビで映画番組があって、B級とはいかないまでもあまりメジャーでない映画をやっていました。 ミュージカル系の映画が多くて、それも同じものを1年空けずに繰り返しやっていました。

ヨハンシュトラウス物語のようなクラッシック物もありましたが、グレンミラーやベニーグドマン、それとこの五つの銅貨(レッドニコルズ)などのジャズマンの半生の物語のミュージカルがあって、いつもテレビにかじりついて見ていました。

このサントラ盤のCDはもちろん買い直したものなんですがLPは中学生の頃に購入しました。 初めてだったか2枚目だったかに買ったLPだったと思います。 購入する前に小学生の頃からもう4,5回見て聴いているので曲もストーリーも分かっている状態でしたけど、ハズレがない事も分かっていましたから(笑)。 当時はビデオやDVDというものがなくって映画を家で楽しみたかったらサントラ盤のレコードを買うしかなかったっていうのも面白いですね。

この「五つの銅貨」で好きな曲を2曲貼ります。 まずは「聖者が街にやってくる」です。 サッチモ(ルイアームストロング)はもちろんですが歌手としてのダニーケイ、上手いですねえ! 余談ですがクレイジーキャッツの谷啓さんは、ダニーケイにあやかってつけた芸名です。

次は3曲のメドレー。 小さなお嬢さんが唄うのがテーマ曲の「五つの銅貨」です。 この映画はどんな映画かっていうと、家族っていいなあ、仲間っていいなあ、ジャズっていいなあ、っていう映画です(笑)。

 

 

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