長いこと、週に原則7回つまり毎日お弁当を作っておりましたが、妻が退職して専業主婦になり手伝ってくれるようになりました。 仲良く分業して一緒に台所に立つほど仲がいい夫婦ではありませんので(笑)、完全シフト制です。 今日はわたし作る、明日はあなたお願いね、ってことです。
週に1~2日作ってくれるだけですけど、それでもずいぶん楽になりました。 好きで作っているだけのお話で、使命感もなにも無いんですけど、やっぱり楽は楽です(笑)。
今日のお弁当は手抜きの定番(笑)。 鶏そぼろ丼です。
2019:a Flying Duke(スガダイロー)
絶対に外せないアーチスト、ピアノのスガダイローさんが東京からトリオを引き連れて来福されました。 いつものH君と早くに待ち合わせ、この日はずいぶんと寄り道をしてから、いい気分でお店に入りました(笑)。
早めに行ったつもりでしたがすでに結構なお客の入りでした。 席を探しているともう座ってらっしゃった一人の紳士がにっこり笑って私に手を振ってくれていらっしゃいます。
瞬時には誰か分からない。「?・・・。 あっ!マスター! お元気でしたか?」「なんとか生きてるよ。」
このブログの今年2月2日の記事「出会い・別れ」で書いてます、今はもう閉店したお店のマスター、みんなからは「長老」と呼ばれていらっしゃる方です。 瞬時に分からなかったのは大病を乗り越えてずいぶんお痩せになっていらっしゃったから。 お伺いすると今日のライブが退院後の初めてのライブだそうです。 「だってダイローちゃんだもん。」とおっしゃっていました(笑)。
隣に座らせていただき色々とお話しているうち、今月末の田中裕士さんのライブに一緒に行くことになりました。 H君も一緒です(笑)。 ダイローさんも田中さんもマスターから教えて頂いたアーチスト。 マスターが福岡で最初に自分の店に呼んでそれぞれ福岡とご縁ができたアーチストです。
もう会えないかもと思っていた人と以外にすんなりと再会できました。 そしてまた始まる。 ちょっとだけ泣いちゃいそうな気分になりました(笑)。
それでスガダイローさんのお話なんですが、どう書けばいいのかどうとも活字では表せないピアニストです。
私ごときが言うのもなんなんですが、私はダイローさんの本質はプロフェッショナルそのものだと思います。 どういうことかと言うとこの日のミュージックチャージは4500円でした。 ダイローさんはその4500円のチケットで観客みんなもれなく連れて行ってくれます。体験したことのない未知の世界へ。 ディズニーランドのアトラクションのようにみんな興奮させたまま、きっちりと終着点まで乗せていってくれます。 4500円分の仕事を全うしようとするプロ意識が凄いと思います。
誤解の無いように申しますと4500円分しか力を出さない、という意味ではありません。 この人のステージは本当に自分の全てを出し切ろうと、一滴も残さないように出し切ろうと、本当に凄まじいぐらいの熱量の演奏です。 こんなこと毎日やっていたらいかんやろう?と心配になってくるほどです。
金額の多寡は重要ではなく、人が自分で稼いだお金で一日の仕事が終わって聴きに来た、中には遠方から聴きに来たライブは、それがその人にとって高かろうが安かろうが、払った分は持って帰ってくれ!っていう心意気ですか。 高くねえだろう!わざわざ聴きに来て良かったろう? そう言いたいがために惜しみなく身を削る。 正にプロフェッショナルだと思います。
この日買わせて頂いたCDはタイトルのデュークエリントンのほか、セロニアスモンク、ジョージ・ガーシュウィン等々の巨匠の名曲がダイロー風にアレンジされ、またオリジナル曲も素晴らしいです。 そのうちガーシュウィンの「I loves you porgy」を貼ります。
それと下にこのブログの記事「出会い・別れ」の回も貼っておきます。 前述のマスターのことを書いています。 奇しくも、この回の曲も「I loves you porgy」でした。 途中までは同じ曲とは思えないですね(笑)。
http://kotabe-tax.jp/2019/02/02/%e5%87%ba%e4%bc%9a%e3%81%84%e3%83%bb%e5%88%a5%e3%82%8c%ef%bc%88%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%bc%ef%bc%92%e7%a8%ae%ef%bc%89%ef%bc%8f%e3%83%93%e3%83%ab%e3%82%a8%e3%83%b4%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%82%b9/