今日のお弁当

うなぎ/コルトレーン(セシルテイラー)

 

今日、お昼がいるのは娘だけで、「お弁当無しでもいいよ。」と言われていました。でも、せっかくちょっと早めに目が醒めましたし、「無しでもいいよ」の「も」の字が引っかかっていたので作ってしまいました。

わたしのレシピで最短時間の弁当、うな重。うなぎ一枚で息子なら一人分ですが、私と娘なら二人で一枚です(笑)。

COLTRANE TIME(ジョンコルトレーン・セシルテイラー)

表題に「セシルテイラー」と書きましたが、このアルバムはコルトレインの「コルトレインタイム」というアルバムです。

最初はセシルテイラー(p)のリーダーアルバムとして発売されました。他のメンバーもケニードーハム(tp)やチャックイスラエル(b)と、なかなか渋いメンバーです。

しかし全く売れなかった。そこで、レーベルがアルバムジャケットだけを替えて、コルトレインのリーダーアルバムにしました。首をすげ替えたわけです。そういう点では有名なアルバムです。

ご存知のようにその後セシルテイラーはジャズという壁をぶっ壊し、なにかに取り付かれたようにピアノをたたきまくるスタイルを確立し、非常に成功したアーチストです。

このアルバムは、やはり一種異様です。テイラーは何かを変えたい、ともがいているようでセロニアスモンクのように不協和音を多く入れてくるのですが、まだまだこの時期は弱い。モンクのように一音でその場を変えてしまうような強さはありません。

でも何かをしたい、その後の方向性はなんとなく分かる感じがします。もがいて苦しんで、それがケニーの朗々としたトランペットの音の対比にあり、それはそれで面白いです。

で、その後のセシルテイラーはどうなったのか?ということですが、ユーチューブを貼ります。もの凄いです!ぶっ飛んでください!

でも私は、今までは正直こういうのを部屋の中でCD一枚分聴き切る自信がありませんでしたので、CDは持っていません(笑)。でも、今聴いてみたら今ならいけそうな感じがしてきました。多分慣れたんだろう、と思います(笑)。

 

-今日のお弁当