実は、唐揚げはあまり得意ではないんです。
うちの妻は料理の腕前はまあ十人並み、普通だろうと思うのですが、なぜか昔から唐揚げは凄く上手い!あとコロッケとちらし寿司ですね。
その3つだけ!ホントに3つだけ(笑)!
ですから唐揚げはいわば妻の聖域にありまして、あまり作ったことがなかった。
ある日テレビを見ていて料理家の土井善晴さんが、常温の油からカラっと仕上げてらっしゃるのを見て、これだ!と。
妻に挑戦だ、とばかり3回ほどやってみたんですが、その3回ともなぜかカラっといかない(泣)。
味付けは悪くないですし、みんな「美味しい」と言ってはくれるのですけど、やっぱりカラっといかなきゃ。ねえ。
どこかに忸怩たる思いがある料理です。
CARAVAN(マンハッタンジャズクインテット)
MJQと言えば、やっぱりモダンジャズカルテット、ミルトジャクソンが率いるカルテットのことだと思いますよね。
ところが昔まだ私が福岡ブルーノートの会員だったころ、MJQと名乗るこのクインテットが来福したんですね。
実は当時売り出し中の有名バンドであったらしいんですけど、私はあまり存じませんでした。
会員権の更新月が近くて、早くチケットを使ってしまわなければならないこともあって、怪しいなあと思いつつも思い切ってこのMJQと名乗る5人組のライブに行った訳です。
で、ペットを持って出てきたのはサラリーマンみたいな冴えない小さな白人のおじさん。
サックスも何か普通の白人のおじさん。
やられた!やっぱり怪しい(笑)。
まあ、こういう日もあるさ、と思って始まった演奏。そのサラリーマン2人が一瞬でジャズマンに変身しました!
曲は「チェニジアの夜」か「スペイン」だったかは忘れてしまいましたけど、本当にすぐに引き込まれました。
冴えなく見えたおじさんもカッコよく見えるから不思議です。音楽ってすごいなあって思いました。