今日のお弁当

栗ご飯/サザエさん通り/リチャードグルーブホルムズ

 

我が家では毎年、重陽の節句(9月9日)の1月遅れの10月9日に栗ご飯を炊きます。 2,3年前までは母が炊いていましたが、今は私たちが引き継ぎました。

女房は面倒くさそうなんですが、私は結構そういう決まり事を大事にする、というかそういう面倒くさい事が大好きな人間、古く~さい人間なんです(笑)。

前の日の晩、急用が入って結局一番手がかかる栗剥きは女房が一人でやってくれました。 今年は7合炊きましたが9日の日、息子が弁当なしの日だったので分けて冷凍保存。 娘が持って帰ると思います(笑)。

私の家の前の道路の西南大学を挟んで一本向こう側の道路。 脇山口を修猷館高校から入って両サイド西南大学の間の道路を通り、西新小学校を超えていったんゴール。 さらにそこを左折し博物館と図書館の間を通って福岡タワーまで達するまでの道路。 これを「サザエさん通り」といいます。

サザエさんの作者長谷川町子さんが当時このあたりに住んでいて、百道の浜を散歩しながらサザエ、カツオ、ワカメ、波平、舟、等々の名前を思い浮かべサザエさんの原案を練っていた。 それで毎日通ったこの道をササエさん通りと名付けたということです。

これに少々異議ありです! もちろん私が生まれる前のお話なんですけど、実は私が幼い頃聞いた話では、私の家の前の道こそ長谷川町子さんの散歩道、サザエさん通りです。 町子さんのお家があったという場所も私の家の延長線上ですから間違いないと思います。

平成元年「アジア太平洋博覧会(よかトピア)」開催のため百道の浜は埋め立てられ、福岡タワーが建立され、その後博覧会跡地には福岡ドーム、国立病院、博物館、図書館、各国大使館等々が出来、福岡市は一変しました。 博覧会の際に拡張されてバスも通るようになった道路を、のちに地元商店街が「サザエさん通り」と命名し、町おこしの一環にしたんですね。 今や公称です。 でも私の家の前の方が本物なんです(笑)。

埋め立て前の百道の浜は、夏は海水浴場で賑わい、秋から冬にかけてはたくさん並ぶ「海の家」を大相撲九州場所のため多くの相撲部屋が部屋をはっていました。 私の家の前も多くの相撲取りが往来してました。 まだ下のお相撲さんは、雪がちらつく中でも浴衣と裸足で雪駄でしたね(笑)。 部屋まで行くと普通に稽古も見れましたし、関取衆から遊んでもらったりもしてました。

「そんなことどうでもいいじゃない?」ですか? そうですね、どうでもいいんですホントは(笑)。 でも続きがあるんです、この話。

もう一つのサザエさん通り。 東京の田園都市線「桜新町」の風景です。

この町には美術収集家でもあった長谷川町子さんの美術館もあり、桜新町駅の駅前通りも「サザエさん通り」といいます。 実は長谷川町子さんが福岡市西新町から移り住んだ東京のお家が世田谷のこの町だったんですね。

で、私の東京の仕事先はこの桜新町にあります(仕事上それ以上の事は言えないんですけど(笑))。 つまりこのダラダラと引っ張ったお話、なにが言いたかったかと言うと、私の出張は朝早く家を出て、まずサザエさん通り(本物の方・笑)を歩いて、交通機関を乗り継ぎ、最後にもう一つのサザエさん通りを歩いて仕事先に向かう、サザエさん通りからサザエさん通りへの出張ということでした。 これが書きたかった(笑)。チャンチャン。

GROOVE(RICHARD"GROOVE"HOLMES)

その名の通りグルーブ感が半端ない、リチャードグルーブホルムズ。 彼が演奏するのはハモンドオルガン。 高額のパイプオルガンを置くことができない黒人の教会でよく使われていたので、ゴスペルと一緒に普及していきました。 映画とかではよく観ますけどさすがに置いてあるライブハウスに行ったことはありませんので生で聴いたことはありません。 なんとも言われぬ温かみがある音で、とても好きな楽器です。 一時はシンセサイザーに押されて大変だったようですが、この頃また再評価されているみたいですね。

リチャードの演奏は無条件に「乗れる」ジャズです。 聴いているだけで元気が出るっていうか、ワクワク楽しくなります。

ユーチューブから一曲貼っておきます。 名曲「ミスティ」です。

 

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