1つめはカツカレーです。カレーを入れたジブロックに製造日が書いてあります。今年の1月2日。
正月早々、自分でもアホですな?って思ってます(笑)。
2つめは豆腐カレーです。 以前にも何回か載せましたがテレビで見たギャル曽根さんのレシピです。
簡単、ヘルシー、しかも安上がり(笑)! 冷たくても大丈夫、おいしいと思います。
The Paris Concert(ビルエヴァンス)
私がこの年になって多分一番聴いてるアーチストはピアノのビルエヴァンスだと思います。 その中から今日はこの一枚。 パリコンサートの録音です。ガーシュインの名曲「I Loves You, Porgy」が入っています。
話は大きくそれますが今日のタイトルは出会いと別れ。 私のお話ですから少しもロマンス的なものは入っていません(笑)。
まずは1つめのお話。 私の隠れ家というか心の居場所であったジャズバーが、立退きのため閉店になってしまいました。このブログを休んでいたとき、去年の10月のことです。
私がこのお店に始めて行ったのは30年以上も前のお話です。 当時の私には敷居が高いお店で、その後通うこともなく5年とか10年のスパンでたま~に行くこともあったかな、ぐらいのお店でした。 自分の仕事のことや、子供の野球のこと、あとやっぱり試験のことで、時間的にも金銭的にもジャズを楽しもうという余裕がなかったんですね。
ようやく自分自身に区切りがついたらまたジャズが聴きたくなって、久~しぶりにお店を訪ねた時に迎えてくれたのが今のマスターでした。今のマスターは6代目マスターだそうです。年は私の10個上です。 一人でよくくる親父の客なんて珍しくも何ともないでしょうが、なぜか最初からよくして頂きました。 私が店に入るといつも「おいでおいで」をしてくれて、必ずカウンターのマスターの前の席に座らせていただきました。
当時は福岡のジャズ事情なんかも全く分からず、一からマスターに教えて頂きました。いいミュージシャンが来福するときも教えて頂きました。「聴いとった方がいいよ」って。
教えて頂いた田中裕士さん、河村英樹さん、園田智子さんなどすぐにファンになり、つい最近も聴きに行ってきました。 「よそのお店でスガダイローさん聴いてきました。」って報告したら「あの日?その日はダイローちゃんと朝まで飲んでたんよ。再来月うちに来るように頼んどいたから。その日は空けときなよ。」って感じです。
「だってそれが商売でしょう?」って思われるかもしれませんが、そうじゃないんです。マスターに会ってみたら分かるんですけどね(笑)。
そのマスター、閉店まで店を守ることができず9月頃から入院され、癌と戦うことになってしまいました。 後のお店を守るスタッフに、お客には病院を教えないようにきつく言い渡しておられ、お店に二度と顔を出されないまま閉店になってしまいました。ですからいきなりお会いできなくなったんです。 年末に退院されたと風の便りで耳にしました。寂しいけど本当によかったです。 お店の再開を心待ち致しております。
これが1つ目。 私が年を取ってまたジャズにのめりこむようになったその入り口にいらっしゃったマスターのお話です。
もう1つは、やっぱりこのお店で聴いた女性ピアニストのお話です。出会ったその日は地元の実力派のベーシストとドラマーを率いてのトリオライブでした。
まだお若いし、福岡に越してきたばかりで福岡では無名。 お客はまばらだったんですけど、聴いてすぐから「ああ、いいなあ。」って思いました。まだまだ完成はされてはおらず、でもどんどん上手くなるよなあって感じがプンプンしました。
毎回聴きたいなあ、聴こう!って決めていて3回聴いたのに、前述のようにお店の方が閉店になってしまいました。
最後のライブの日「これからどこでやるん?」「まだ決まってません。しばらく勉強します。」「そう、頑張ってね。また演る時、必ず連絡してね。」名刺下さいって言われたのであげて、「ありがとうございます。必ず連絡します。」
それっきり音沙汰もなかったのですが、つい最近なにげに彼女の名前を検索してみるとあれ?演りよるやん!
ということでいつものH君と連れ立って聴きに行きました。 すごく小さなお店だったけど、アットホームでいい感じのお店でした。 いきなり行ったのでびっくりされましたが彼女は大変喜んでくれました。
「必ず連絡します、じゃなかったっけ?」「すいません。忘れてはいません。でも、ソロは難しくって・・。お聴かせできるようなレベルになったら必ず連絡しようと思ってました(汗)」「ふ~~ん(笑)。」
これが先々週のお話です。彼女の出演は月2回。また居場所ができたなあって喜んでました。
ところが一昨日です。彼女からお電話を頂きました。あれ?ちょっと暗いか? 聞けば体調が不良で回復しないため故郷広島に帰って療養する、とのことでした。「わざわざ調べて聴きにきてくれたのが本当に嬉しかった。なのにまたお会いできなくなり申し訳ない・・。今度はちゃんと報告したかった。」そうです。
お医者のいう事に従っての帰省だそうです。辛かったろうな、と思います。
で、このエヴァンスのCDに入っている「I Loves You, Porgy」。結局彼女が弾いてくれた最後の曲になってしまいました。 ライブも終わって雑談しているときに急に立ち上がって「今エヴァンスさんと目が合ってしまって、急に弾きたくなりました。ガーシュインの名曲です。」って言って弾いてくれた曲です。彼女と目が合ったのはお店に貼ってあったポートレートインジャズのレコードジャケットのエヴァンスでした。
ユーチューブにありました。でもこれはこのCDのではなくて「Waltz For Debby」に入っているやつですね。すぐ分かります。だってライブ客の話し声がうるさいぐらいに入ってますもん。
「出会い・別れ」とか書いちゃったからでしょうか。 今日のエヴァンス、いつもより沁みますね(笑)。