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事業承継4

[準備の必要性の認識]

事業承継は、経営者だけの問題ではなく、
従業員、取引先などにも大きな影響が及びます。
ですから、これらの人たちからの理解を得、
協力してもらうことが事業承継の成功の鍵になります。

とくに、後継者がいない場合に同業または異業種である他社に
事業を承継する場合には、M&A(企業の合併や買収)などの
手法を用いることになります。

M&Aは事業を存続、承継する手段として、
大変合理的な仕組みです。
日本でも、以前に比べると認知度も高くなっていますが、
依然として、
「身売り」というマイナスイメージを持つ人も少なくありません。

こういった場合でも、
スムーズに事業承継を進めるには、
利害関係者に
「事業承継によって、
企業の社会的価値や雇用の維持を存続していく」
ことを理解してもらうほかありません。

理解を求める作業ですから、
一朝一夕には、できません。
経営者の経営理念をもとにあせらず着実に進める。

そのためにも早期に準備を進めることが絶対条件になってきます。

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■文責 井手昭仁

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