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平成30年分路線価を国税庁が発表

相続税や贈与税において土地等の評価をする場合は、
時価にて評価するのが原則です。
しかし、この時価を算出するのは容易ではありません。

そこで、相続税等の申告の便宜及び課税の公平を図る観点から
国税庁では、毎年、土地等の評価額の基準となる路線価及び評価倍率を定めて公開しています。

その路線価及び評価倍率は毎年7月に更新されており、
今年は平成30年7月2日に国税庁ホームページで発表されました。

福岡国税局管内での最高路線価は、
福岡市中央区天神2丁目 渡辺通り(7,000千円)が1位で
次いで、
福岡市博多区博多駅前2丁目 住吉通り(4,610千円)となっています。

前年からの上昇率を上位から見てみると、
福岡市博多区博多駅前2丁目 住吉通り 
平成29年 3,900千円 ⇒ 平成30年 4,610千円 上昇率18.2%

福岡市東区千早4丁目 千早並木通り
平成29年 285千円 ⇒ 平成30年 330千円 上昇率15.8%

春日市春日原北町3丁目 春日原駅前通り
平成29年 195千円 ⇒ 平成30年 2200千円 上昇率12.8%

という結果でした。

出典 福岡国税局 報道発表資料
https://www.nta.go.jp/about/organization/fukuoka/release/h30/rosenka/beppyo.htm

路線価は、地価を反映していることから考えると、
一般的に都心部が上昇傾向にあります。

上昇率で1位だった福岡市博多区博多駅前2丁目については、
商業ビルやホテルの建設などによる開発が著しく、
その影響が顕著に表れていることがわかります。

一方で、
上昇率で2・3位の福岡市東区千早4丁目、春日市春日原北町3丁目については、
都心部ではない地域で、居住地としての市外からの人の流入により、
住宅や住宅周辺の商業施設の増加などが推測され、
若い世代の人口が増加している福岡市の状況を映し出す結果になったように感じます。

ちなみに、全国での路線価の1位は、
東京都中央区銀座5丁目 銀座中央通り 44,320千円 でした。

出典 東京国税局 報道発表資料
https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/release/h30/rosenka/index.htm#a03

この東京都中央区銀座5丁目は、日本経済新聞の報道資料によると、
33年連続1位で、2年連続でバブル期の価格を超え最高値を更新したようです。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO32727160W8A700C1EA5000/

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■文責 井手昭仁

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